EUROPE 2024 – DAY 5 Dijonに戻る

  • Paray-le-Monialを起ち, 一路ディジョンへ
  • ホテルには専用駐車場がないのがフランスの常。車は一旦,眼の前の交差点地下にある一般の駐車場に入れ, チェックイン
  • 昼食後, 車を出す。ここで一悶着
  • 車を返して, 最大の使命を無事完了
  • ディジョンの街。白亜の歩道と壁が素晴らしい

Paray-le-Monialをベースに, ディゴアン城でのバレエ公演2回を見終わり, この旅の第一の目的「バレエ鑑賞」のその1が無事果たせた。その2は10月4日のパリ, ガルニエでのオペラ座公演であるが, まだだいぶ先の話。

最後に泊まったホテルの写真をいくつか紹介しておく。

ホテルの朝食

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ひとまず大きな目的を遂げた。とはいえ, アッシー君たる私の仕事はまだ終わっていない。ディジョンに戻り, 車を駅中のレンタカー屋に返却しなくてはならない。

朝食後, チェックアウトし, ホテルをあとに, 再び高速道路を使ってディジョンを目指す。左ハンドル右側通行にはだいぶ慣れた。行きに車線のふらつきや, 右により過ぎで頻繁にアラームを鳴らしていたのだが, もうアラームはほとんど鳴らなくなった。途中事故による渋滞に遭い, 30分近くノロノロ運転だったが, それもやがて解消され, 12時過ぎにディジョン市内に入った。駅周辺まで, 行きに通った道を戻るだけだったので, ナビを使うこともなかったが, 最後にガソリンを満タンにして返すつもりが, 街の中心に近づくと, ガソリンスタンドが見つからない。そこで初めてナビでガソリンスタンドを検索。道を数キロ戻ったところにあるガソリンスタンドに入って満タンにした。走行キロ, ガソリンの量など覚えてないが, とにかくハイブリッド車でリッター10kmを大きく上回る好燃費だったのは確か。

さて, 駅付近まではいいが, まずはホテルで荷物を降ろし, それから車を返さないとならない。駅からホテルまでは大した距離ではないのだが, ディジョンの街は一方通行が多く, トラムも走っていて, 直線的に道をとることはまず不可能。思いっきり横道にそれたりしながら, ホテル正面の広場(といってもただの交差点ぐらいの小さな広場)地下の駐車場に車を入れる。駐車場への進入路やそこまでのアプローチなどは当日朝, Google Mapで入念に調べてあり, 迷うことはなかった。

車を停め, 荷物を持ってホテルへ。幸いすぐ部屋に入れた。その後, ホテル内のレストランで昼食。いよいよ車を返却となったときにトラブル。駐車券の精算機がうまくいかない。後から来た地元の女性に先にやってもらったが,これもダメ。英語でいろいろ訊いてみようと, 英語できますか?と訊くと。「ノン!」ほとんどできないという。まあとにかく,階段降りてすぐのところに駐車場オフィスがあったので, そこに行ったら, そこのお兄さんも英語苦手のよう。なんだ, Paray-le-Monialで英語がほとんど通じなかったけど, Dijonも似たようなもんだなあ。

なんとか精算を済ませ, 車を出し, 駅のレンタカー駐車場に向かう。ここへのアプローチも超トリッキーで, 下調べしていなかったら無理。

駐車場は駅舎の屋上。降りてカウンターに行ってキーを返す。「ガソリン入れときました。問題なし」「あらそう。ありがとう」「これでおしまい?」「はい, おしまいです。さようなら」と実に簡単。借りたときとは大違いで, 所要時間15秒ぐらい?

さらばPeugeo 208 Hybrid。いい車だった。 アッシー君, 大使命を果たし安堵す。

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ホテルに歩いて帰ろうとしたら, その途中, 凱旋門のようなものを発見。Google Mapによれば, Porte Guillaumeというのだそうだ。これを英語にするとWilliam Gateだって! 全然違うぞ!

そうだったんだー。Guillaueme (ギョーム)ってWilliamのフランス版だったんだね。勉強になりました。

このギョーム門なる門をくぐると, そこから白亜の石畳みの商店街 Rue de la Libertéが始まる。ホテルに戻る前にこの通りを散策することにした。ラーメン屋もあったりするが, 全体に白亜の石造りの道と建物の壁が美しく, 気品のある街だ。少し行くと, 右手にディジョンマスタードの老舗Mailleの本店があった。え? これが? というほど小さな店だった。

やがて左に大きな建物が見えてきて, その門の正面が, 半径50m以上の大きな半円形の広場になっている。これがPlace de la Libérationである。またこの大きな建物はPalais des Ducs et des États de Bourgogne, 旧ブルゴーニュ公宮殿である。ブルゴーニュはかつて(14-15世紀)ブルゴーニュ公国という一つの国で, ディジョンはその首都だったのだそう。そのブルゴーニュの領主であるブルゴーニュ公がこの宮殿に住み, 夜毎,絢爛豪華な大宴会を模様していたとかいないとか。ここで, 一夜にしてディジョンマスタードを300リットルも消費したというギネスものの記録もあるようだ。

ブルゴーニュ公宮殿の門の左右にはおおきなパネルが貼ってあった。左に「11 SEPTEMBRE 1944」, 右に「11 SEPTEMBRE 2024」と書いてある。9月11日は, 今では9.11という忌まわしい出来事の日という認識があるが, ディジョンにおいてはナチス・ドイツから開放された日という別の意味を持つようだ。それが1944年だったので, 今年はそれから80年。数日前がこの80周年の記念日だったわけだ。

ディジョン サンベニーニュカトリック大聖堂

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Cathédrale Saint-Bénigne de Dijon


20240916DijonPlaceDeLaLiberation

歩き疲れてホテルに帰り休憩。夕飯時になって再び出かけるが, お目当ての近所のレストランは満席。しばらく歩き回って, マーケット近くの割とカジュアルな雰囲気のレストランで食事。もちろんワインも飲んだ。大仕事を終えたあとの一杯は格別だった。

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