Europe2024 – Day 3 バレエ鑑賞1日目

  • 午前中は街を散策
  • 大聖堂内外を見学
  • クレープ屋リベンジ。ガレットを食す
  • いよいよ一日目公演
  • 終演後, お目当てのエトワールからサインを頂き, 2ショット写真の撮影にも応じてくれた。大成功!

いよいよ, バレエ公演初日の日となった。この日のために, 入念に準備をしてきた妻(当日の化粧も含めて? )。私も後日のパリ, ガルニエでの公演のチケットのネット予約, TGVの切符の予約などを手伝い, またレンタカーについては予約をし, さらには全行程の運転をした。いわばアッシー人生の総決算の日といっても過言ではないのである。

幸い, 天気は晴れ。雲が少し流れている程度である。初日の公演は午後8時開始なので, 夕方まではまだ時間がある。

午前中はParay-le-Monialの散策。まず目指すは, ずっと気になっていた大聖堂。 ホテルのそばにあり, 部屋窓を開けると真正面に見えるBasilique du Sacré-Cœurである。聖堂の回り, 付属する施設や聖像などを一通り巡り, 聖堂の中に入った。当然ながら静かな聖堂の中, 祈りを捧げる人もいたりして, 物見遊山の我々は少し肩身が狭い。また聖堂横の中庭も凛とした緊張感に包まれ, 心が洗われる。

Basilique du Sacré-Cœur

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昼食は, 昨日門前払いされたクレープ屋へ。昨日同様, 無愛想なお姉様にフランス語オンリーで応対されたが, こっちが言っている英語は分かっているようである。要するに忙しくって, いちいち英語で喋るのはまっぴら御免っていうことみたいである。 とにかく二人でクレープではなく, ガレットを注文した。一日2回, 1回2時間という殿様経営で成り立つだけあって, 店内, テーブルはほぼ満席。味も恐れ入りやの鬼子母神でございました。

さて, 夕刻となり, Château de Degoineに向け出発。道は昨日下見して,かつ地図を見て復習したので, もう地図なしで運転できる。開場は開始時間前。それよりさらに1時間程早く到着し, まずはどこに並ぶか確認。まだ人はそれほど多くなかったので, 妻は受付で売っていたTシャツを買い, まずは目的達成の第一歩とした。一度車に戻ったが, 門の付近に人が集まり始めたので我々も行ってみると, ぼつぼつ門の前を占領している人が現れたので, 我々もそこに並んで, 30分以上開場を待った。おかげで前の方の席が取れたが, まだ完璧とはいえない位置。これは次の日に生かされる。

ここで, もう一度今回のバレエ公演について紹介すると, オペラ座バレエ団のエトワールの一人である, ユーゴ・マルシャンが, 地方の人々にも気軽にバレエを楽しんでもらうという趣旨で, 昨年から始めた巡業である。今年2024年は6月8日と9日にヴァール県のドメーヌ・ド・ファブレージュ, 7月21日, 22日にロワール=エ=シェール県のシャンボール城, そして9月14日, 15日にここソーヌ=エ=ロワール県にあるディゴワン城の3箇所, 各2日, 合計6日間行われる。題名は上記ポスターのとおり, Les Étoiles au Château (シャトーのエトワール > お城のスター)と, まあ日本語に訳すと元も子もないものになるが, とにかくお城でオペラ座のエトワールが踊りますよということである。各回, 席は1,000席で合計延べ6,000人の観客を呼ぶ。「延べ」としたのは私達のように2回連続で観る強欲者がいるからである。入場料は13ユーロ。日本円にして約2,000円であり, これは破格である。この辺も地域住民に気軽に観に来てほしいという願いで設定された価格であり, ユーゴが回りを説得しておそらくは共演するダンサー, 演奏のピアニストとチェリストなども, ほとんどボランティアでやっているものと思われる。

その代わりというわけではないが, 限られた時間でオペラ座バレエを広く紹介するという趣旨となっており, 演目の数は10。クラシック, コンテンポラリー織り交ぜた, 有名なバレエ作品のサワリをやる。(蛇足ながら, サワリとは, 一番重要な見どころという意味なので誤解のないように)いずれも10分足らずにまとめてあり, 10の演目を休憩なしで一気にやり, 合計90分となっている。

演者はこの「巡業」の主催者であるエトワールのユーゴ・マルシャン他, 彼のオペラ座での仲間である男性2名, 女性3名の合計6名。これに伴奏としてピアニストとチェリストが加わる。なお音楽はこのデュオの生演奏と録音したオーケストラの音楽をスピーカーで鳴らすものと両者混合が作品に合わせて選択されていた。

たくさん写真を撮ったのだが, すべて載せると膨大な量だし, いくらスマホ持ち込み可, 撮影もOKだったとはいえ, ここまで苦労してやっと観ることができたものをすべてシェアするつもりはない。特にパフォーマンス中の写真はここに載せるのは演者にも失礼だろうと思うので自粛したいと思う。ということで, 本当に踊っているところ以外の写真を以下に掲載することとする。

夕暮れのディゴアン城

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終演後, すぐに演者達が舞台の左右に出てきた。妻のお目当て, ユーゴ・マルシャンは向かって右側に出てきたので, どっとファンが詰め寄る。ユーゴはファンサービスも丁寧で, 一人ひとりもれなくサイン, 写真撮影, 会話などに応じるが, ファンもマナーがよく, 辛抱強く順番を待ち, 自分の番が終わると次の人に譲る。これはすばらしい。妻にも順番が回ってきて, 念願のサインをいただき, ツーショットの写真も撮れた。一言二言会話をしたが, 緊張して大したことが言えなかったと後から悔やむが, まだ明日がある。

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