Europe 2024 – Day 2 (2) Driving to Paray-le-Monial

  • Dijon駅でレンタカーを借りて最初の目的地Paray-le-Monial(パレィルモニアル)へ。
  • Paray-le-Monial は, バシリク(大聖堂)が有名な静かな田舎町。
  • 英語があまり通じない

Grand Hotel de la Basilique (泊まったホテル)

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定刻どおりディジョン駅に到着。すぐにレンタカーのカウンターを探す。あらかじめGoogle Street Viewで調べておいたので, 場所は大体分かっていたが, 駅構内の案内板にレンタカーの表示が出てこない。しばらく歩き回って, 車のアイコンを発見。おお, どうやらこれだ! ええ! フランス語ではレンタカーをlocation de voituresって言うの? すかさずDeep-Lで確認。そうだ。これだ。こりゃ分からないわけだ。フランス語って英語とおなじ綴りで, まったく違う意味の言葉がときどきあって, 混乱する。

AvisとBudgetは合併して今は同じ会社だそうだが, この2つのロゴのある受付に到着。ここで予約の紙を見せて手続きを開始。担当したのが新米バイトの中学生と言われても疑わないほど若い女の子。加えて英語があんまり通じず, さらにクレジットカードのスキャンがうまくいかなかったりと, 散々てこずり, 概ね30分ぐらいかかってやっとキーをもらった。この新米のバイトに屋上駐車場に登るエレベーターまで案内されて。やっと車を確保。

借りた車はPeugeot 208 Hybrid。最新型で初めて見る外観。プジョーのバッジのデザインも一新されていて, 獅子の顔のみのイラストの盾形になっていて新鮮。さて, 車にスーツケースを積み込むと, 駅構内に戻ってトイレに行き, コーヒーショップで休憩。駅構内のトイレは有料。1ユーロ。クレジットカードで支払った。コーヒーはエスプレッソを注文して眠気防止。

車に戻っていよいよ出発。と思ったら, おー! コンソールが全部フランス語だ。まずこれを英語に直すのに試行錯誤。しかしナビをセットする方法が分からず, まずはスマホのGoogle Mapにルート案内を任せた。ルートについては, 入念に下調べをしてあったので, ほぼ把握していたが, Google Street Viewで見た景色や距離感は, 実際のものとかなり違う。特に道の高低差はGoogleではほとんど分からないので, 実際行ってみてびっくりしたりする。

まあ, それでも高速道路に乗るまでの道順は頭に叩き込んであるので, ほぼ地図を見ずに高速まで行けた。一回だけ右折のタイミングがわからず, 右折しそこなって交差点をやり過ごし向きを変えたが, この程度のミスは仕方がない。それより久々の左ハンドル。どうしても右に寄り気味になり, ときどき右隣の妻に悲鳴を上げさせてしまった。

高速に入って数分走ると料金所。ここはカードを取るだけだったのだが, ここで支払いかと思ってちょっとパニくったが, しばらくするとカードが出てきたので, 大事に至らず。

フランスの高速道路は最高速が130キロになる。これは結構怖い。追い越し時に130超になってしまったことがあったが, 人生初体験のスピードだった。Peugeot 208はそれでもストレスなく, ふらつきもなく, なかなか安定した走りだった。

この道路, A311, A31, A6と名前が変わるが, 有料の一級高速道路。1時間ぐらい南下し, Chalon-sur-Saôneという街のあたりのインターチェンジでE607というフリーウェイに乗り換える。このインターチェンジでカードを挿入してクレジットカードで精算する。

E607を西にさらに1時間。Paray-le-Monialの出口で降りる。ここから宿までの道も簡単なので頭に入っていたが, 一箇所分岐を間違えた。ここはGoogle Mapにお手伝いしてもらって道順変更。高速を降りてから10分足らずで宿に到着した。

Paray-le-MonialはBasilique du Sacré-Cœurという大聖堂が有名。日本語に直訳すると, パレイルモニアル聖心大聖堂である。古くから巡礼者が訪れる場所とのことで, さしずめ四国八十八ヶ所お札巡りのキリスト教版の一箇所にあたる。実際, それっぽい初老のカップルが歩いていたりするし, あとで分かったが, 巡礼者をサポートする施設もあったりする。その他, 教会が至る所にあり, キリスト教徒にとっては大変ありがたい街のようである。

我々が宿をとったのは, この大聖堂の前を通り過ぎて徒歩2分ぐらいのところにあるホテル。 Grand Hotel de la Basiliqueで, 3階建て(日本式の数え方だと4階建て)。正面に向かって左にBasiliqueがあるのだが, 最上階のそのBasiliqueに面した部屋をもらえた。窓を開けると大聖堂が真ん前に見える。まるで大きな絵を飾ってあるかのようだ。

大聖堂, 教会などはさておき, 街は単なるフランスの田舎街であって, 英語が通じない。ディジョンで, パリほど英語が通じないなと思っていたら, ここはもっと通じない。ホテルの案内, レストランのメニューなど, フランス語オンリーのところがほとんど。レストランに行っても, 英語ができる人が奥から出てきて応対してくれたり, フランス語で押し通されたりする。まあ, 指差しでなんでも注文できるので, なんとかなった。

着いてすぐ, 遅いランチを取ろうとした。時間は2時15分前ぐらい。ところがこのあたりのレストランはほぼ2時で閉まってしまい, ディナーの時刻まで開かなかったりする。最初に訪ねたクレープ屋は15分前だったが, もう閉めるからだめと断られてしまった。なんとこのクレープ屋はランチは12時から2時。ディナーは7時から9時と, 1日2セッション, 各セッション2時間という殿様商売をしていた。結局まだ開いているピザ屋で昼食。

街の中心に川が流れていて, 水もきれい。あたりは大聖堂や緑地帯が多く。しずかな癒やしの街だった。

「Europe 2024 – Day 2 (2) Driving to Paray-le-Monial」への1件のフィードバック

  1. フランスでレンタカー借りるとか、凄い!
    また、窓からの景色、絵画️のよう。

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