水曜日の夜,ある会合に出席した。そのとき出た話。これは,全国の麻生さん,浅生さん,その他,すべての「あそう」さんには,大変申し訳ない,非常に失礼で,ちょっと下品な話題である。別に上品なブログを目指しているわけでもないので,まあ,たまにはいいだろう。全国のあそうさんには,この場でまず謝っておきます。ごめんなさい。我慢して読んでください。
「あそう」という発音は,英語民族には,英語のちょっと悪い言葉に聞こえてしまうのだそうである。
この英語の悪い言葉をカタカナ英語にしても,全く「アソウ」にはならない。しかし,この言葉と「あそう」は,語感が酷似しており,なによりシラブル数が同じなのである。
試しに,私は,昨日会社の同僚の前で,「日本の外務大臣の名前を知ってる?」と聞いてみた。みんな知らないというので,教えてあげた。
「Mr Aso」
全員爆笑である。
立場を逆にして考えてみよう。
ある国から来て,日本の会社で働いている人がいるとする。日本語はかろうじてできる。
「ワターシノクニノ,ガイームダイジン,ナマエ,シッテルデスカ?」
「ごめん,知らないや。」
「カレノナマエハ,『ケツノアナ』デス」
というのといっしょである。
その大臣の名前,アルファベットで書けば,たとえば「Kedzung Nhanand」とか書くのかもしれない。日本人は,すべての子音に母音をつけないと気がすまないので,これをカタカナで書くとき,「ケズング・ナナンド氏」などとするであろう。しかし,ネイティブが発音すると,「ケツノアナ」に酷似してしまうかもしれない。
人間の耳というのは(正確には,脳の音声認識を司る部分は),自動調節機能がついていて,その人の持っている語彙のなかにある言葉に酷似する音声は,ちょっとぐらい違っていても,その語彙にある言葉として認識するようにできているのだ。
だからまあ,こういうのは「しょうがない」よね久間さん?
しかし,これ,場合によっては最悪の事態を招きかねない。
恒例の皇居園遊会。
今回特別に招かれた外国人を,付き人が天皇陛下に紹介している。
「陛下,こちらが,オーストラリアのサッカーチームのキャプテンを務めます,ニールさんです。」
「あっ,そう!」
…ボカッ!
日豪関係も危うくなる。
皆さん,注意しましょうね。
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