自転車通勤4回目: やめた理由の理由

順調に見えた自転車通勤。先々週,突然の挫折宣言に,肩すかしを食らったと思った人も多いと思う。
そうだよねえ。あんな金使って,道具を揃えて,始めたばっかりなのに。
この辺で,理由のもう一つ奥にあった出来事を告白しておきたい。

早い話,事故ってしまったのである。
たいした事故ではなかった。擦り傷と軽い打撲,計数箇所である。
頭も打たなかったし,骨折もない。捻挫もない。
しかし,ひとつ間違えれば,死んでいても不思議ではない。そういう事故だった。
詳細は,このあと書くが,とにかく,この事故を振り返ってみて,

– 車の運転や歩行に比べると,また同じような事故に遭う確率が1-2桁高い。
– 再び同じような事故に遭ったとき,今回よりもひどい怪我になる可能性が高く,命にかかわる可能性もある。

この2点に思い至り,自転車で公道を毎日走ることをあきらめた。
とまあ,こういうことである。

では,その日の詳細をお話ししよう。

それは自転車通勤の4回目,2月13日,ちょうど2週間前の火曜日の午後だった。

さらにちょっと遡って,その日の朝。
4回目往路。天気は概ね晴れ。

距離:6.47Km
所要時間:24分28秒
最高速度:47.8km/h
平均速度:15.87km/h

いいじゃないか。各項目,順調に前回の記録を更新している。
これなら,手始めに設定した最初の目標は案外早くクリアできそうである。

この日,昼頃,雨が降った。時折激しく降るシャワー。帰りは大丈夫だろうか?
シャワーとの予報は知っていたが,ここのところのシャワーはワイルドである。
失恋したガキが号泣しながら浴びるシャワーみたいなやつが時々ある。
今日がその失恋したガキのシャワーとは思っていなかった。

時刻は4時を回った。
昼頃の雨はすぐに上がって,路面はもう完全に乾いていた。
でも,雲行きが怪しい。私の席からはビルの北面が見渡せる。
この辺は今はいいが,北の遠くの方は雲が厚く,雨模様である。

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