今年最後のゴルフと今年の総括

(注: 以下のブログポストは2012年初頭にあたり書いたもので、Xoopsをベースにした旧サイト最後の記事です。)

今日の最高気温は何度だったのだろう。愛車アコちゃんの外部気温は32度を示していた。正月三が日の予報。 メルボルンの最高気温は1日35度、2日38度、3日35度となっている。つまりは三が日は家の中でクーラー利かせて寝ていろと、こういう神様のご託宣である。ということで、昨日金曜日がゴルフができるまともな日の今年最後の日となった。そこで会社を3時半にずる抜けして、4時15分ヒットオフでF1グランプリコースで名高いアルバートパークゴルフ場で18ホール、妻と回ってきた。

18ホールを終えたら8時45分だったが、まだ20分ほどはプレー可能だったろう。いい季節である。 結果はまあたいしたことなし。結局今年の目標だった、「100を頻繁に切れるレベル」は達成できなかった。

5月第二日曜日のメル遊会ゴルフが今年のピーク。98を記録し、まぎれもなく100を切った。しかし、それきり低調となり、練習不足も手伝い、不調の波が訪れ、それきりとなった。特にこの1-2ヶ月はティーショットが超スライス。これがどうしても抜けなかったが、金曜の今年最後のゴルフで多少の修正ができた。これを来年への希望としてつないでいきたい。

また4番ハイブリッドクラブの安定性がこのところ増してきたので、これを武器に長距離に対応していきたい。5番ウッドもこの調子で使えるようになるといいなあ。

さて、今年は海外旅行が二つ。4月の香港と9月最終週から2週間の東京である。

香港は実に20年ぶりだった。短いながらも本当に楽しかった。香港、ソウル、シンガポール、クアラルンプール、バンコクと、東南アジアの都市に訪れ、それぞれに魅力を感じている。あとは台湾に行ってみたいが、現時点ではやはり香港は相変わらずパワフルで、どこよりも魅力的だった。

9月の帰京は、個人的に二つの主目的があったが、これは個人的すぎるため、ここでは書かない。日本滞在中のその他のイベントで特筆すべきは、まず斑尾高原に行ったことで、ここで初めて日本でのゴルフを経験し」た。その他、中学の恩師や同級生と会う機会もあったりして、忙しい訪日だったが、それなりに楽しかった。

東日本大震災以来、初めての東京。感じたことは絶望である。日本に住んでいる方々には大変失礼だが、日本はもう今の政治を変えない限り、どうにもならないなというのが、私の受けた印象である。

こんなに大変なことがあったのに、東京の住民は何もなかったかのように暮らしている。東京に帰ってみてそう思った。何かが明確に変わっているだろうと思って帰ってみたら、見事に肩透かしをくらった。

もちろん、人それぞれ、考えるところがあり、内面的に、何の影響も受けなかったという人の方がむしろ少ないだろう。そして、いろいろと自分でできる何かをやっている方々がいるのは知っている。しかし、我々には日常生活があるのであって、それを放り出して何かをするというのが実質的には不可能であるというのが、現状なのだと思う。これは私自身にもあてはまることだ。

問題は、何かを考えるための基本的な情報、今何が起きていて、何が問題なのか、正確なところが把握できないということだろう。これは政府、東電などの公式発表が非常に不透明ということと、マスコミがそこにさらなるフィルターをかけており、結果として作られた表層しか見えてこないということがある。

次に、日常をなげうってでも何かしようとしている人々が少なからずいるはずだが、まず上記のように正確な情報が得られず、的確、効果的な何かをすることが難しいことを筆頭とし、彼らの活動をサポートする体制が全くといっていいほどないことが問題だろう。民間レベルで災害復旧に協力したいなら、勝手にやればというのが今の日本のスタンスである。

一方、政府はこれこれをやりますという姿勢を示すだけで、全く何もしていないとは言わないまでも、的外れなことをやっている感がぬぐえない。除染作業などがその典型だろう。本当のところは民間、草の根レベルでアクションを起こさないと何も解決できないものが多く。それに対し、政府は勝手にやっているんだから、支援できません。こういう構図が見える。

基本的に政府は震災以後、何も変わらないし、むしろ国民に背を向ける姿勢をいっそう明確にしている。 橋の下の誰かさんが関西の方で狼煙をあげているようで、それはそれなりに評価できるが、やっていることが本当に評価できるかどうかはまた別の問題だ。

日本はこういう地方自治体からのボトムアップで国を変えていくしかないのではないかと思う。また天木直人氏 ( http://www.amakiblog.com/ ) らの提唱するようなもう一つの政府 ( http://alternate.jp/ ) 、あるいは国家に変わる存在を作っていかないと、何もよくならないのではないかと考えている今日このごろだ。地方自治体という意味では、世田谷区長、保坂展人氏 ( http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto ) に一筋の光明を見出した。それぐらいしか希望が見出せない。

政府と東電、そして原発村が原発再開の姿勢を見せている。あきれた居直りであるが、これを誰も阻止できない。

再生可能エネルギーとかいう原発以上に怪しいエネルギー政策も芽生え、良識ある国民を取り入れている。 そして、構図としては、原発を続けるか、再生可能エネルギーを取るか、二つに一つというのが、世間一般の選択肢として定着してしまっている。

どちらも国を滅ぼす政策であり、どちらをとっても日本に未来はないだろう。私はあえて、そう予言したい。

さて、個人的なことに再び目を戻す。

私の勤めている会社はアメリカに本社を置き、オーストラリアの支社はコストがかかってしょうがない。これが現在おかれている状況であり、人は減らされ、結果は求められ、非常につらい状況だ。

私は昨年からクラウド系のプロジェクトに参加し、非常にエキサイティングな日々を送っていたが、今年9月に古巣に戻された。戻った時点のメンバーは、気心が知れた者が多く、仕事内容はやや不満ながらも、復帰後、順調な日々を送っていた。

しかし日本から帰った10月早々、大波があり、人員がカットされ、プレッシャーが強くなってきた。より少ない人員で、より良い結果を求められている。

忙しいのはいいことだが、あまりハッピーな状態ではない。しかしこれはこういうものだとして、受け入れ、そこにやりがいを見出そうというのが現在私が取り組んでいること。来年の今頃、どうなっているのか、我ながら、興味深いところである。

このサイトもFacebookの台頭、それによる私自身の情報発信がFacebook寄りになったことなどから、存在意義を失って久しい。 おそらく、このサイトのこの体裁でのブログ発信はこれが最後になると思う。

今後は、おそらくWordpressを土台として、より軽い、そしてよりFacebookとの連携が可能な形でのブログに移行することになると思う。このサイト自体が消えることはないが、このXoopsによるサイトはいずれ消滅するはずだ。

今、娘が学校のエクスチェンジプログラムで、パリ近郊でホームステイしている。来年の7月には、そのホームステイ先の女の子が我が家でホームステイすることになる。それまでにサーバーがある部屋を片付けることになるので、このサイト移行作業はどんなに遅くてもそれまでに実行されるはずである。

ということで、先が見えない2012年。どんなことが待ち受けているのか、楽しみでもあり、不安でもある。でも、それが人生というものなのだろう。

ということで、来年もよろしくお願いいたします。

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