Formula Oneのレギュレーションが2013年に大きく変わることになった。 現行2.4リッターV8から,なんと1.6リッター4気筒ターボになるという。ターボOK,KERSもOKということで,これは十数年前の1.5リッターターボ全盛時代のテクノロジーと,現在のグリーンエンジン技術のいいとこ取りをしていいるということで,技術的に非常にチャレンジングかつおいしいものである。
Hondaは,この機を逃してはなるまい。ぜひともこの機会にF1に復帰し,あくなき省エネかつ高出力エンジンを開発していただきたい。ここにはF1に参入するメーカーとしての意義があり,Hondaのアイデンティティを今一度F1シーンにとりも戻す絶好のチャンスである。
ここで採用すべきドライバーは,まずセバスチャン・ベッテルであろう。そしてカムイが射程に入る。オールジャパン体制。2年後ということを考えたとき,カムイは絶好のポジションにいる。
それから,忘れてはならない逸材がいる。フィリッペ・アルバカーキ,ポルトガル人のドライバー。今季A1やGP2で活躍したドライバーだが,今年のROC(Race of Champions)で,あのRWC王者セバスチャン・ローブを退けて見事優勝した脅威の新星である。 非常に器用な印象を受けた。ROCでも,前半は相手に後れをとっているのに,後半追い上げ,つじつまを合わせてしまう。才能を感じさせる。これはすごい逸材だと思う。 この大魚を逃すようでは目が節穴といわれても仕方ない。Hondaは是非アルバカーキを引っさげてF1復帰すべきである!