ついに,なつめちゃんを購入しました。ご存知ない方は,2006年12月1日の記事をご覧ください。「発見!メルボルン」の最初の記事です。
本日,発見場所,Victria Street, Richmondにあるエイジアンスーパーマーケットで買いました。
まずは,再びパッケージをご覧ください。前回は携帯についているチープなカメラで,光線の具合も悪かったんですが,今度は完璧。
これ,なんとMade in Australiaでした!もちろん,中国系の人が作ったんだろうというのは,想像に難くない。中国名は,「奥州鮑魚 超爽麺」です。実際には「奥州」の文字には両方ともさんずいがつきます。これが中国語のオーストラリアですね。そして,英語名が「Australia Abalone Noodles」Australianではなく,Australiaとするあたりが,もう直訳系で,怪しい世界へいざなってくれます。
そして,日本語名がなぜか!なぜか!?「なつめ」なんですよー。こわいですねー。
それ以降の文句,確認しました。
なつめ
●はれる理由。(●は迭ではなく,先にしんにゅうでした!)
口感と依頼性のかぎりなきのじ追求
Australia Abalone Noodles
香りも爽やかに。がさちにアシプ
最後の行の区切りはミスタイプではありません。「。」です。
さて,中身は?
単なる,インスタントラーメンのようなもの。これが箱に10個も!ビニール袋にぞんざいに詰めてあるだけでした。割れているものもあって,無常を感じますね。成分に,鮮鮑魚粉,つまり鮑エキスからとった粉が入っているので,Abalone Noodlesなのです。開けると確かにほのかな鮑の香り。でもそれよりインスタント麺の匂いが圧倒的。
調理法は,中国語と英語併記で,4種類書いてあります。
1.速食:熱湯を適当量かけ5分間電子レンジで調理
2.煮食:鍋で湯を沸騰させ,麺を入れて3分。スープを加え,適当に野菜,肉などを足すと,「味道更佳」だそうです。そりゃそうだろう。反則!
3.炒食:鍋で2分ゆでて,お湯を切って,油を引いたフライパンで3分炒める。「即可食用」とのこと。
4.幹食:2.とほとんど同様3分煮て,お湯を切り,牡蠣ソース,しょうゆ,チキンストックを混ぜる。これも「味道更佳」そりゃそうだ。
で,とりあえず「1.速食」を試してみました。熱湯を適当量入れます。ま,とりあえずひたひた程度に入れました。
こちら(下)が出来上り。ひたひたのお湯をほとんど吸って,お湯は底にわずかに残っています。
味は?鮑の香りがわずかに残るも,味は薄い。何か混ぜなきゃ食えないし,そこはかとなく香る,「限りなきのじ追求」のインスタントラーメン臭。まぜてもおいしいと思うほどの味にはなりませんなあ。
さて,お値段です。
この「がさちにアシプ」の爽やか麺,しかしこの「爽やか」っていうのは,一体どこの何を指したものだったのか?不思議な不思議な,なつめちゃん。
10個入りパッケージNet 800グラム。つまり1個は80グラムなんすね。これがなんと1箱 3ドル50セント。日本円なら300円ちょっと。メルボルンで買える日本製のちょっと良さげなカップめんより,断然安い!しかも10食分だぞ。誰か買ってくれー!ひとつ食べちゃったから3ドルちょうどで,どう?