ずーっとブログをサボっている。今日は,一昨日から今日までの3日間のことをまとめて書く。(そうこうしているうちに,曜日が変わってしまったが,今日は火曜日ということで読んで欲しい)これを契機にもっと頻繁に,そのかわり,こまめに書いていきたい。
一昨日の日曜日は,娘は友達と映画。そのあと,メンバーを変えて,お芝居を見に行くという。午後から我々夫婦はフリーとなった。
これをいい機会とばかり,Melbourne Museumにいった。今,ポンペイ展(A Day In Pompei)という特別展示をやっているので,見に行ってきた。
その前に,近くのCarltonのイタ飯屋で遅い昼食。Carltonは,メルボルンにおけるイタ飯の総本山だが,観光客目当ての店が多いので要注意である。特に,有名なLygon Streetが危ない。しかし,Lygonの観光客目当ての店がずらりと並ぶ側と反対側,Grattan Streetとの角に,比較的本物っぽい店があったので,ここに入った。Borsariという店。二人ともスパゲッティを注文。私は,最近ベンチマークにしているカルボナーラを取った。いいお値段だったが,味はなかなか良かった。そして,ここのハウスワインがすごくおいしかった。白だったが,これは,なまじワインリストから選んで失敗するよりは,ずっと賢い選択だった。
さて,ポンペイ展だが,なんとメルボルンとしては珍しく,人が殺到して,チケット買いに約15分並んだ。ポンペイ展の特別展示はそのあとさらに45分ほど待たされた。
その間,ちょっとベンチで休憩。それから,通常の展示をちょっとだけ見たが,すでに2-3度見ているものなので,あっさり引き上げた。
ポンペイは,紀元1世紀まで栄えた,ナポリ近郊の都市だが,再現されたポンペイの人々の生活,これがもう江戸時代の江戸とそんなに変わらない進んだ都市だったようだ。上下水道が整い,水道の栓なんか,もう単なるアンティークにしか見えない。ようするに,産業革命以前の文明というのは,突発的に原始人的生活から飛躍し,それからほとんど進歩がなかったのではないか?とにかくもう,驚きの世界だった。
そして,ヴェスヴィオ火山の噴火により,1日で地中に埋もれてしまった。その噴火を,街のCG再現風景から眺め,噴火から火山灰に埋もれるまでの3D再現フィルムを見た。かなりリアルで,特に火砕流が火口から山の斜面をものすごいスピードで駆け下りて迫って来るところが怖かった。
その後,最後の展示場には,火山灰に埋もれて死んだ人や動物の抜け殻に石膏を流し込んで復元した遺体が展示されていた。断末魔の瞬間が封じ込められていたのだ。これは,生々しかった。
ポンペイ展は通常展示と併せて,大人20ドル。まあ,ちょっと高いけど,許せる内容だった。
次,月曜日。この日は無給休暇。
私が勤める会社。アメリカの会社なので,経済危機のあおりを受けている。この業界としてはまあがんばっている方であるが,去年の大規模リストラ。そして,今年は社員全員に無給休暇を5日間取らせる制度を設けた。これは名目上は自主的に取るものだが,なかば強制といっていいだろう。
取り方は個人の自由だが,私は,この日を皮切りに,月に1日取るようにした。11月までこれが続き,この5ヶ月間,給料が約5%カットされることになる。
この休みを利用し,日本で録ったビデオの編集を開始した。まだ10分の1程度の進捗。
さて,今日,火曜日は出勤再開。夜は,娘の学校のVCE説明会があった。説明会というか,正確にはワークショップだった。
VCEとは,Victorian Certificate of Educationの略で,これは11年生と12年生(日本でいう高校2年と3年)に行われるカリキュラムと一連の試験である。これで総合点数が出て,この点数で行かれる大学と学部が決まる。
今日は,そのための学校の対応についての説明があった。娘は来年10年生だが,来年からVCEへの対策が始まる。
来年から生徒7-8人に一人ずつ相談役(Mentor)の先生が付く。もうすでに担当が決まっていて,今日はそれにそって担当のMentorと同じテーブルに座らされた。このMentorが中心となって,進路相談,科目選択などの指導をきめ細かくやってくれるようである。
あとは,選択科目を選ぶにあたっての注意のような説明があった。しかし,うちの娘は日本語とフランス語というダブルLOTE(Language Other Than English)で攻める方針が決定しているので,これについてはそれほど悩まなかった。ちなみに語学はボーナスポイントが付くので,うちの娘はダブルボーナスポイントがもらえる。ダブルでもらえることを今日確認した。日本語については,親の面子にかけてもいい点数をとらせてあげたい。そのぐらいしか貢献できないもんね。
うーん,こまめに書くつもりだったが,三日分だとやっぱり長文になってしまうなあ。