皆さんは,Webブラウザのホームページを何に指定しているだろうか?
私は,もう10年以上,朝日新聞のサイト Asahi.comをホームページにしている。
馬鹿の一つ覚えという言い方もあるが,もうすでに習慣化しているので,今更変えたいと思わないという程度の理由である。また,インターネットが普及しだして,日本のニュースサイトの先がけとなったこのサイトに敬意を表しているという意味もある。
ところが,最近,この朝日新聞のサイトのF1報道が気に入らない。
天下のF1。曲がりなりにも,モータースポーツの最高峰,ドライバーの「World Championship」である。
この大事なイベントの結果を一日遅れで平気で報道するのだ。ヨーロッパとの時差で日付上1日ずれるということではない。結果が出ているのに,掲載が少なくとも半日遅れるのである。ひとつには,フジテレビの中継が深夜にずれ込んでいるという理由があるかもしれないが,インターネット上ではその気になれば世界中のサイトが読めるのであって,いくら日本の報道機関が報道を制限してもあまり意味がないのではないか。
さらに言わせてもらうと,このサイトのスポーツコーナー,プロ野球,サッカーといったカテゴリ分けがあるのだが,どういうわけか,モータースポーツにあてられたカテゴリが,「レーシング」になっている。いったい誰がこんな的外れのカテゴリ名を付けたんだ?
英語圏でスポーツコーナーに「Racing」とカテゴリをつけたら,何のことか?間違いなく,競馬のことである。
もちろん,モータースポーツもレースを行うわけで,Racingには違いない。でもスポーツとして言い表すときに,レーシングとは言わない。モーターレーシングならいい。でも単にレーシングだったら,競馬だろう。
こうしてカタカナ英語はどんどん元の意味から離れて,独自の言葉になってしまうのである。それを英語と信じて,日本人は勘違いだらけの語彙を身につけてしまう。
困ったもんだ。
こんな無神経なカテゴリ名を平気で付けてしまう背景はなにか?要するに,モータースポーツに対する意識の低さ。興味の無さから来ているのだろう。
これが40年前なら分る。
車のレース=暴走族
というのが,オトナの常識としてあった。でも今は違うだろう。
1987年,中島悟が日本人初のF1パーマネントドライバーになって以来の,あの熱狂的な人気はどこへ行ったのか?
F1も,単なるブームの一つに終わったということか。まあ,そうなんだろうなあ。
それが証拠に,フジテレビでは,たとえ時差のない地域のグランプリでも,深夜枠で中継を放映したりする。
もう10年近く前になるが,ちょうど,鈴鹿でのグランプリのころ,日本に帰国する機会があった。久々に日本で見るF1。しかも舞台が鈴鹿ということで,ものすごく楽しみにして帰国したのだが,新聞のテレビ欄を見て唖然!なんと,鈴鹿まで,深夜枠で放映するというではないか?
天下のF1。それも地元開催なのに,深夜枠とはなんだ!?
怒り心頭に達した記憶がある。
さっき書いたように,こんな調子でフジの放映が深夜となると,他のメディアは,放映終了までに発行される新聞,他局のニュース番組で,結果を一切報道できない。
そして,深夜ということは,ギリギリ朝刊に間に合うタイミング?で,やっぱり間に合わないということなのだろうか?
よくわからないが,とにかく,それも投げてしまっている感がある。すると,早くて翌日の夕刊ということになる。どうせ夕刊だからということで,Webサイトへの結果掲載も翌日の午後となる。
たるんでるとしか言いようがない。
Asahi.comでは,それとは別枠で,今季,宮田正和さんというジャーナリストを起用。写真を織り交ぜたご当地レポートを発信している。これはこれで,現地の表情とかが伝わってきて非常にいい記事と写真で,毎回楽しみにしているのだが,これがあれば,いいというものではない。やっぱり,天下のドライバー世界選手権。F1なんだから,結果の報告ぐらいきちんと,タイムリーにやって欲しい。フジテレビとの絡みがあるならしょうがないが,せめて,Webサイトには放映のあとすぐに載せてくれよ。
現在,F1の記事は,どの道,通信社から買った記事であり,各紙とも金太郎飴のような同じ文面となる。だから朝日だけに期待してもしかたないという部分はある。しかし,おざなりの1日遅れの結果報道は,不真面目もいいところだ。
で,そう思っていたら,なんと,今日の記事はもっとひどかった。もうあきれて声も出ない。
昨日行われたを見て,目を疑った。
記事の途中にこんなくだりがあったのだ!
「大会ホームページなどによると、優勝はブラウンGP・メルセデスのジェンソン・バトン(英)。2番手からスタートしたトヨタのティモ・グロック(ドイツ)は7位だった。」
うそだろう!?
昨今の大朝日の記者は,貴社の記者は汽車で帰社できしや?
じゃなかった,えーっと,そうそう,
拝啓,大朝日新聞社殿,
昨今の貴社の記者は,Webサイトを見て,記事を書いているんですか?
いいことをお教えします。せっかくWebサイトを使っているんだから,ハイパーリンクで,その「大会ホームページなど」のサイトにリンクを張るといいですよ。
そうすれば,もうそれ以上記事を書く必要もありません。
ちなみに,このハイパーリンクを張る作業ですが,ちょっとWebサイトを作ったことがある人なら,簡単にできます。私だってできちゃいます。
なんならお手伝いしましょうか?
Webサイトを見て書くなら,レース終了後5分以内にアップするぐらいの気概を見せてくださいませ。何のためのインターネットなんでしょう。
フジの放映が終わってからなら,Webサイト見ないで,テレビ見た方がよっぽど詳しい結果報告ができますよ。
え?テレビ見て書いたら反則?
だったらWebサイト見て書くのは反則じゃないんですか?テレビ見て書くのと大差ないと思いますが。
それから,通信社からの記事ならその通信社の名前を必ず入れるくせに,Webサイトなら「大会ホームページなど」で済むのでしょうか?
プロが,情報をタダで盗んでおいて,URLも載せずに,はぐらかすなんて,許されるのでしょうか?
それでも貴社の記者は記者といえしや?
恥を知れ!
逆に恥ずかしくもなく,「大会ホームページなどによると」と書けてしまう,貴社の記者の神経が分らないとも言えるか。