救いの雨

「中止、決定ですか?」

「はい、決定です。」

「…助かった….」

本日第二日曜日につき、メルボルン日本人ゴルファーのコンペ、メル遊会の日。

前日、娘のミュージカル最終日の後、深夜ミュージカル会場から友人宅の打上げパーティー会場へ車で送り、いったん帰宅。少し仮眠をと思い、ベッドに入った。

うとうとし始めたら、娘から電話。

「ねえ、やっぱり2時までいていい?」

当初打上げパーティーは午前1時までとなっていて、娘はそんなに遅くまで居たくないので、12時には迎えに来てくれと言っていた。しかし、後片付けやらその後の指導教師へのプレゼント、スピーチなどが長引き、加えて土曜の夜で珍しくメルボルンCity内が大渋滞。パーティー会場到着が12時丁度だった。そこで「1時まで」ということで自宅待機していたが、そりゃわずか1時間でバイバイというのもつまらないだろう。

「いいよ、じゃまた電話してね」

といって仮眠再開。するとまた寝入りばなに電話。

「あのさあ、やっぱもう少し早めに来てくれる?2時10分前とか」

「はいよ、じゃあそうする」

時計を見れば1時10分。会場までは車で20分はかからないだろう。したがってすぐ起きる必要はないが、かといって、ここで爆睡したら寝過ごす。目覚ましを掛けて、10分ぐらい悶々としていたが、もう寝るのはあきらめた。まだ5分ぐらいあるので、iPhoneで布団の中でメールの返事を一通書いてから起き上がった。出発1時31分。なんと、雨が降り出した。どおりで生暖かかったわけだ。明日のゴルフが気にかかる。そこしているうちに到着は1時46分。さすがに深夜は空いている。

同じ方角の友人二人をそれぞれ家に送り届けて帰宅。2時15分ぐらいだったか。

持たせたサイダーが1本残って持ち帰ってきたので、これを飲んで、寝よう。そう思ってテレビをつけたら、おおーF1スペインGP予選の再放送やってるじゃないの。Q1が終わりQ2がもうすぐ始まるところ。見るしかない。どうせあと30分ぐらいだ。ということで、Pear Ciderを飲みながら、予選を見た。非常にエキサイティングなQ2とQ1となり、これは見た甲斐があった。

さて、こうなるとなかなか寝付けず、結局ベッドに就いたのは3時を回っていた。本当に寝たのは3時半ぐらいだったか?その間も雨脚は弱まる様子がなかった。

睡眠3時間。そのあとベッドの中でのた打ち回ること15分以上。ようよう起き上がり、支度にかかる。集合8時15分に間に合うには7時30分ちょっと過ぎには出発しなければ。雨は引き続き降っている。どうせすぐ汚れるのでシャワーは省略。

5分遅刻ぐらいで到着。他のみなさんも、ぐずぐずと支度している。いつもなら屋外でやる受付も今日はクラブハウスの中。お金を払おうかというところで、中止にしようの声。どうもグリーンはすでに水浸し状態らしい。またこの後も濃い雨雲が襲来する模様で天候改善の兆しは当分ない。ということで、中止の決定が出た。

助かった。今日はもう体調が悪く、いい結果が出せるかどうかという問題でない。問題は、このままでは具合が悪くなり、今週の仕事にも響きそうということ。今週はユーザーサポート担当もあり、多忙となるのは目に見えている。これで憂鬱が一気に晴れた。

救いの雨。神様ありがとう。

雨はその後、時々止んで、晴れ間も見えたりしたが、5分後にはザーザー降りになったりする。やっぱり中止で正解だった。これがメルボルンの「a few showers」の典型的な例だろう。

 

 

 

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