昨日はメルボルンカップ。お馬様のレースである。
昨日というのは11月6日火曜日のことだが,メルボルンカップはオーストラリアで一番大事なお馬様のレースなので,メルボルンは祝日となり休みである。
この前日の月曜日は,したがって休みをとって4連休にしてしまう人が多いし,製造業系の会社はもともと工場をクローズしてしまったりして,この合間の月曜日が公休日となっているところもかなりある。そして,このお祭り気分はメルボルンに限らず,オーストラリア全土がこの最大のお馬様のかけっこに注目している。
まあ,そういうわけで,世の中はお祭りモードとなっている。で,私はというと,このみんながひとつのことに集中しているので,ゴルフ場は空いているだろうというもくろみから,あるゴルフコンペが開催さたので,私もこれに参加した。おかげで,普段だったら,到底プレーできないようなところで,ゆったりとプレーさせていただいた。しかし,結果はビリ,それもハンデ36などという,ご祝儀ハンデをもらってのビリである。正真正銘のヘタということがこれで証明された。先週金曜日に休みを取って,アルバートパークで練習ラウンドしたが,このときから,前回,同じアルバートパークで行われたコンペの時に比べ,だいぶ調子が悪かった。これがそのまま修正されずにでてしまった。かつ今回のコースは,パブリックで平坦,水なしというアルバートパークに比べると,山坂はそれほどないけれど,起伏はあるは,いやらしいところにたくさんサンドトラップはあるは,ラフの草は強靭だはと,格段に難しかった。さらに,風が強く,上がりすぎた球はもう,どこに行っても文句は言えない。とはいえ,それは誰にとっても同じこと。私がヘタであることに変りはないだろう。もうゴルフを止めちゃおうかと本気で思っているが,これを止めたら,もうやるスポーツが皆無になるので,まずい。とにかくしがみついてでも続けていくしかないだろう。
今回唯一良かったのは,どこのホールだか忘れたが,とにかく15mぐらいのロングパットを沈めたこと。ああ,あと,結果として体重が1kg(瞬間的には1.5kg)減ったことか?毎日やれば,1月で30kgも減量できる!ほんまかいな。しかし昨今グリーンフィーも値上がりしており,そんなに集中してやったら,今度は首が回らなくなる。
オーストラリアがお祭りモードの間に,日本は大変なことになっていた。これに気付いたのは月曜の夜だった。
小沢民主党代表が辞任!なんだこれ?
そして今日にはもう周囲の慰留をうけて決断を翻意した。いったい裏で何が起こっているのやら。
今日の日本のニュースでも,巷の意見としては,この翻意に批判的意見が多かった。辞任を言い出したところで,民主党による政権交代は絶望的と思ったが,次善策としては,こうして戻ってもらうしかないのかね。なんか,起死回生の逆転ホームランみたいな方針転換で,おおきく政局を動かすことはできなかったのか?それだけ民主党というのが一枚岩でなく,かつ層が薄いということになるのだろう。
全然話が違うけど,まあ「人事」という点で共通していることが,もうひとつ,この週末に報じられた。マクラーレンがアロンソとの契約を解消して放り出した。私は個人的にはアンチ・アロンソなんだが,この件については,ちょっと彼に同情してしまう。やっぱり,なんだかんだいってもマクラーレンはイギリスのチームだから,ハミルトンに肩入れしてしまう部分があったのではないか。あっても不思議じゃない。もちろん,ハミルトンが普通のセカンドドライバーだったら,こんなことにはならなかったんだろうが,ハミルトンはシリーズ序盤に首位になり,それっきり最終戦でライコネンにひっくり返されるまで首位を守り通してしまった。ハミルトンのこの成績は本当にすばらしいものだけど,アロンソとの仲という意味では,これが不幸の始まりになってしまった。まあ,でも来年からすっきりして,いいんじゃないか。来年はハミルトンも応援しちゃおうかと思う。
ルノーのブリアトーレ「The テラテラ」監督が,すかさずアロンソに復帰オファーを出したとか。うーん,おっさんとしても「やっぱジャンカルロじゃだめだわ」と感じているんだろうね。コバライネンももう一つだったし,やっぱり大将に戻ってもらうしかないと。ここは恥をしのんで,復帰を請うことにしたんだろう。小沢の心境に通じるものがあるかな?
そして,今夜,中島悟の息子,一貴がウィリアムズの正式ドライバーになったという吉報。F1界はまだ動いている。来年の開幕戦が楽しみになった。
最後に写真を2枚。
金曜日の練習ラウンドで見かけたブラックスワンの親子。14番ティーグラウンドのすぐそばにいた。親は警戒しているが,極端に近寄らない限りは逃げたりしない。前回10月1日付の記事で紹介した写真の親子とは同一ではないだろうが,同時期にみんな卵から孵って育っていくので,雛たちはだいたい同じ大きさをしている。あれから雛たちは随分成長したものだ。
次は,昨日のゴルフ場でみかけたキツネ。なにやら鳥(多分マグパイ)を加えて,フェアウェイを悠然と横切っていった。ちなみに,キツネはイギリス人がオーストラリア大陸に持ち込んで,野生化したのだそうだ。それ以外にもウサギ,鹿などが狩猟のためにわざわざ持ち込まれて,ここの自然環境を狂わせている。中でもウサギは増えすぎて困っている。