何だ神田で熱くなった日曜日

遅くなったが,この週末のことをいろいろ書く。ひとつのカテゴリに入りきらないが,スポーツ関連が一番多いのでこのスポーツ観戦記のカテゴリを使うこととする。

先週に続き,ラグビーユニオンのワールドカップは2試合。でも先週とちがい,こちらの時間で土曜早朝と日曜早朝となり,助かった。
その代わり,月曜早朝はF1GPの最終戦だ。三つ巴のチャンピョン争いは,どうなるか?

我が家のタイムマシン,HDD付きビデオレコーダーはフル稼働である。

で,話はもう少し戻って,金曜日の夜のことから。

この日,メルボルンで)の最高峰,を目指す日本人選手二人を激励する会に出席。

二人とも若い!当然といえば当然だが。
二人とも早稲田出身で,榊道人さんと久納陽介さんという。
榊さんが先輩で,ここでの実績もあり,今AFLに一番近い日本人という感がある。久納さんは榊さんよりさらに背が高く,オージーとなんとか互角に渡り合えるかという体格だった。
幸い榊さんの隣に座り,フッティー選手から,直接日本語でいろいろフッティーの事を教えてもらい,大変興味深かった。

フッティーの選手というと,荒っぽいという印象があるが,ふたりともハニカミ王子か?というほど,シャイでかわいらしい印象だった。このギャップがいい味出している。若い女の子も数人いたけど,全体としてはおじさん,おじいさんの集まりだったので,まあ,シャイになるのもしょうがないか。
榊さんと話していて,誰かに感じが似ていると思っていたが,あとで気が付いた。「花より男子」の主人公,つかさ(訂正)つくしの弟にそっくりなんだ。
顔もちょっと似ているし,何と言ってもしゃべり方がそっくり。今度会う機会があったら「おねいちゃん,やったね!」とか,「それ,試験に出ますか?」とか言ってみてもらいたい。(榊さん,失礼!気を悪くしないでね)
なんだかんだで,11時過ぎまで飲み食いしてしまった。

で,飲み食いの話に移る。
結局,先週の食い過ぎからの反省は全く生かされなかった。
土曜の夜は,娘がダンスパーティーにでかけた。こちらでは中学生になると,もうダンパである。もっとも,学校が主催してくれて,父兄のボランティアの監視付き。参加者も7年生と8年生に限られているので,親も安心。ダンパといっても,ボールルームダンスではなく,カジュアルなものなので,子供はハッピー。3時間ノンストップで踊ってきたようである。
で,千載一遇のチャンス。両親はその隙に,Cityでワインを飲みながらの食事となった。
場所はCityのチャイナタウンにあるPunch Laneというワインハウス。食事はヨーロピアン。
まず席に着くと「とりあえず,お飲み物として,バブル(要するに『アワアワ』)はいかがですか?」などと聞いてくる。そうですなあ,それはいいっすねえ。何があんの?「シャンペンと,スパニッシュがあります。スパニッシュはドライですよ」というので,スパニッシュスパークリングをグラス1杯ずつ注文。これが,そのとおりでドライでいて,風味がありおいしかった。ちなみに,値段も聞かずにオーダーしたが,後で見たら,シャンペンの方は,とんでもない値段だったので,これで正解だった。
さて,続く料理に合わせるワインだが,スペインの風に誘われ,妻が選んだ赤はやはりスペイン物。これもやはり,オーストラリアワインではなかなかまねのできない味と風味。本日の目的はこれで達成だが,料理が達成度を200%に高めてくれた。Entreeは各種タパスのプレートとチキンクロケット(まあコロッケの元祖ですな)。もう,この時点で泣きそうにすべておいしい。メインは先週のフレンチビストロと逆パターンで,妻がラム,ただしネックの肉のキャセロール(煮込み)で,私はビーフ。骨付きリブアイ。リブアイは表面に焦げ目があり,これが絶妙の風味を出していて,中身はレア。骨付近だけにかなり筋もあって切りにくく,噛むのも大変だったが,いいお味でした。

帰ってから,その早朝に録画しておいたラグビーW杯,3位決定戦を見た。アルゼンチンが目の覚めるようなすばらしいラグビーを見せてくれ,開催国フランスを圧倒した。3位おめでとう!今回の助演男優賞だね。

翌土曜日は寝坊。早朝の決勝戦を録画しておいて,朝食後,11時ごろから見た。この日は,異様に気温が高かった。室内もなんだか暑い。決勝戦は,昨日の試合とうってかわってキック合戦となり,トライのないつまらない試合である。まあ見せ場はいくつかあったけど,イングランドの試合はいつもつまらない。南アのフルバック,パーシー兄貴はまたもやキックが安定していた。かっこいいねー。キック合戦という意味ではジョニー・ウィルキンソンに完勝だ。南アは長距離キックの時は別の若手が蹴る。こいつもほぼハーフウェイから蹴って,見事に3点入れてしまった。
今回の大会。南アは小細工せず,個人個人のしっかりした技と力と速さを随所に生かして,素直に勝って行った。技と力があたりまえのものとして備わっていて,初めてできる芸当だろう。最後にハバナの疾走トライが見たかったが,まあ,勝って当たり前。これができなかったワラビーズとオールブラックスは,基本からやり直しである。

で,なんか暑いなー,だるいなーと思ったら,あら,熱がある!計ってみたら,あらま,37度6分。いかんなー。特に風邪の症状もなく,ようするに,酒の飲みすぎと慢性的な寝不足かな?

ということで,そのあとも家の中でごろごろしていた日曜日。

10時ごろ,早めに就寝。未明に暑くて寝苦しく起きたら,もうF1が始まる時刻だった。録画のセットはしていたが,起き上がり生で見てしまった。その後2時間ほど寝直し。まだ熱があったが,ここで休むと,W杯とF1を見たんで休んだと思われそうで,まずいと思い,根性で出社した。

アイスマン,ライコネンが優勝。大逆転で年間タイトルももぎ取った。すごい!フェラーリはこの日,作戦がことごとく成功。対するマクラーレンはハミルトンの予想外の失敗がスタート直後にあり,その後,原因不明のスローダウンで一気に順位を落とした。このスローダウンは一体なんだったのか?その後のインタビューを聞いていないのでよくわからない。まさか謀略じゃないだろうね。

フェラーリの唯一の心配といえば,マッサを先行させてしまい,このオーダーをどうするかということだったろう。結局どうしたかといえば,2回目のピットストップをマッサを先に入れ,ライコネンに数週走らせてから入れた。この間にライコネンがマシンが軽い状態で追い上げ,マッサを上回る形で首位に出た。筋書き通り,露骨に順位を入れ替えず,穏便に事をしすました形だ。その後マッサはあまり積極的にライコネンを追わなかったから,結果としてライコネンが自力で首位をもぎ取ったように見える。トッドさん,うまいねえ。

ライコネンは念願のタイトル獲得。フェラーリにとっても,ライコネンに期待していたことが,その年に成就できたわけである。来年はマッサに花を持たせないとまずいだろう。

ハミルトンは残念だった。でも初年度にこれ以上望めない成績を収め,もうゆるぎないトップドライバーの地位を築いたといえるだろう。すごい奴が出てきたものだ。F1はこれだから面白い。

さて,熱だ。
つらい。さてと,帰って飯食ってすぐ寝るか。と思ったが,今日は大リーグの試合を録画してある。DiceK君がどんな活躍をするか,見なくては。帰りの車でニュースを聞かないように注意しなくては。これで,スポーツ観戦漬けの日々が一段落だ。

とりとめもないブログでした。

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