NetgearのサイトにMTUについて記述したページがあった。この中に,MTU値の推奨値がまとめてあり,参考になったので,ここに翻訳して紹介する。
「MTU値の設定はトライ・アンド・エラーで見つけていく。まず,最大値1500から初め,問題がなくなるまで少しずつ下げていく。下記の値を使えば,MTU値に起因した問題はたいてい解決する。」
となっており,以下が推奨値である。
- 1500: Ethernetのパケットの最大長。これがデフォルト値でもある。PPPoE以外ではこれがよく使われる。
- 1492: PPPoEの推奨値
- 1472: Pingの最大サイズ(これより大きくするとパケットが分割される)(注)
- 1468: DHCPの最適値。
- 1460: AOLでメールに大きな添付ファイルをつけない場合に使うべき値。
- 1430: VPNとPPTPの最適値。
- 1400: AOLのDSLでの最大値。
- 576: 通常のダイアルアップに使用する値。
注)これは,おそらく誤り。Pingで指定するパケットサイズには,最後にパケットに付加されるヘッダ長28バイトが含まれない。分割なしにpingできるのはヘッダを含むパケットサイズが1500バイトを超えないということに他ならず,これに対するpingコマンドにおける換算値は1500-28=1472である。それだけのことで,この数字はMTU値ではない。
うーん,Netgearの人も,もう一つ分かってないんじゃないの?