Bigpond Cableのルーター設定 (古い情報)

Bigpond Cableには専用の接続クライアントソフトが必要である。これが接続したPC上で常に走っていないと接続が維持できないしくみになっている。これは俗にHeart Beatと呼ばれるもので,認証サーバーが5分おきに各接続をチェックし,もし反応がなくなったら接続を切るということをやっている。ところで,このクライアントソフトは1台のPCをケーブルモデムに直接接続するケースを想定して作られている。

ルーターを用いて複数台のPCが接続を共有する形態の場合,ちょっとした工夫が必要となる。要はどれか1台のPCでこのソフトを走らせるようにする。これが一点。そしてルーターを通じて,Heart BeatをこのPCに通してやる。つまりポートフォワーディングを使って,Heart Beatで使用しているポートをこのPCに転送する設定をルーターに施せばよい。なお,このプロトコルとポート番号はUDP 5050である。

このような設定をを素人にやらせるのは大変なことであるから,BigpondはずっとPC1台の直接接続しかサポートしないと言い張ってきた。
上記の方法はそれでもなんとかルーターで接続共有しながら接続を維持するための苦肉の策である。しかし,どこか1台でこのクライアントソフトが動いていないといけないということは,つまりこのPCはいつでも動いていないと,他のPCでインターネットがつながらなくなるわけで,これは不便である。なんとかならないかということで,数年前から各ルーターメーカーが対応し,ルーター製品ほとんどにBigpond Heart Beatクライアントを内蔵するようになった。つまり,この専用クライアントソフトの仕事をルーターが肩代わりできるようになってきたわけである。

さて,その方法だが,まずルーターにHeart Beat認証をやらせるようにする。古いルーターだと,これをサポートしていないかもしれないので,確認が必要だ,確認にはOZ Cableguyのサイト( www.ozcableguy.com )が便利である。また,このサイトに「Bigpond Cable Login」と書いてあっても,製造時期によっては,Bigpond Cable Loginをサポートしていないファームウェアが入っているかもしれない。その場合は,ルーターのメーカーのサイトから,その機種の最新ファームウェアをダウンロードして,アップグレードすることが必要となる。

ログイン設定に必要なのは,ユーザーID,パスワード,そしてこのHeart Beatサーバーのアドレスである。これはメーカーによって呼び方が異なる。たとえばNetgear製品ではこれをAuthentication Serverとよんでいる。

Heart Beatサーバーのアドレスは,州によって異なる。VIC州では61.9.128.13である。

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