この週末はスポーツ三昧。観る方もやる方も充実していた。もっとも,やるほうはボチボチで,観る方がメインなんだけど…
ラグビーユニオンのワールドカップはプールトーナメントの最終週。注目の対戦がメジロ押し。
崖っぷちのイングランドはトンガに勝ったが,快勝とまでは言えなかった。序盤はトンガのペースだった。これはひょっとしてと思わせる大健闘。しかし,ミスをつかれ,イングランドに引き離された。トンガは最後まで試合を捨てず,いい試合を見せてくれた。これで準々決勝,ワラビーズの相手はイングランドと決定。4年前の借りは返すぞ!
そのワラビーズは日本に引き分けに持っていかれ,ほぼ最下位決定の傷心のカナダと対戦。会場のボルドーは雨。ハンドリングミスが多発し,締りのない試合内容だった。負傷のラーカム復帰まで,虎の子バーンズを大事にしたいということか,今回バーンズを温存し,フライハーフにハクスリーが入った。スクラムハーフはコーディングリー。ハーフ団はまあ,無難にプレーしていたが,光るプレーもなかった。前半はあまりにつまらない試合で寝てしまった。後半,ワラビーズは波にのり,トライを重ねた。テクィリは今回もトライ無しだが,アウトサイドセンターに入って,さかんに相手ディフェンスに穴を開け,突破口を作っていた。彼にはこのポジションがあっているのでは?とにかく,負傷のモートロックの穴を埋めるには最適の配置だったと思う。この日,ワラビーズはフォワード陣によるトライが三つ,このうちのひとつはジョージスミスが相手ラインアウトが空振りとなってこぼれたボールが目の前に。これを拾って走って倒れこむという文字どおりのタナボタトライだった。バックス陣はミッチェルが二つ,レイサムが一つ。合計6トライの大勝。もう一人のウィングはおサルのジェラードの代わりに急遽招聘されたシェパードだが,今回はあまり球が回ってこなかった。代わりにキックで活躍。2コンバートを決め,ワールドカップ初得点を記した。
一時は危ぶまれたフランスだが,何とか立ち直り,この週末はジョージアと対戦して大勝。D組2位となり,準々決勝ではC組1位のオールブラックスと当たる。まあ,最初にアルゼンチンに負けたときに決まってしまった運命であるが,フランスはここまでだろう。
B組2位を決めるフィジー対ウェールズは最後のところをちょっと見た。最後までトライの取り合いとなり,ウェールズ3点リードから,フィジーの終了間際のトライ。ボールが密集に埋もれ,判定が微妙だったが,結局認められた。このあとのコンバートが決まって,4点差。ウェールズは土壇場ドロップゴールで逆転という望みを絶たれ,トライしかなくなり,万事休すであった。このトライの判定が今大会最大の運命の分かれ目となった。第4の南半球チームが勝ち残った。準々決勝はA組1位の南アフリカだ。
C組2位はスコットランド対イタリアで争われたが,僅差でスコットランドが逃げ切った。
そして今週最大の見もの,アルゼンチン対アイルランド。あまりに見るものが多く,この対戦はまだ見ていない。今夜ハードディスクに録画したものを見るつもりだが,結果は分かってしまった。アルゼンチンが圧勝。見事D組1位でトーナメント進出。第5の南半球勢となる。準々決勝は上記のスコットランドと当たる。
ということで,なんと南半球勢が準々決勝8チームのうち5チームを占めることになった。おそらく準決勝に残る4チームはすべて南半球勢になるだろう。
さーてさて,次はフッティーである。土曜日,フッティーのグランドファイナルはGeelong Cats対Port Adelaid Powerの対戦。記録に残る119点差。163対44でGeelongが優勝。ジロンにとっては44年振り,そしてヴィクトリア州にとっても7年ぶりの勝利となった。
そして,ヴィクトリア州は,ラグビーリーグの王座も奪ってしまった。翌日曜日,ラグビーリーグのグランドファイナルはMelbourne Storm対Manly Sea Eaglesの対戦,これまた大差でメルボルンの勝ち。8年ぶり,2度目の優勝となった。
最後にF1グランプリ。雨の富士スピードウェイ。これで富士スピードウェイでのグランプリは76年,77年を含め,通算3度やって2度も雨。非常に成績が悪い。山がちの場所で,天気が不安定なのだろうか。日取りを選ぶとしたら,5月初旬あたりがいいのでは。その昔,プロトタイプカー全盛の日本グランプリは5月3日憲法記念日と決まっていた。あのころの富士スピードウェイで雨が降ったのを見たことがない。しかし5月となるとヨーロッパラウンドがたけなわとなるころであり,ここで日本に高飛びするようなスケジュールはないだろう。せめて10月中旬に持っていってもらうとだいぶ天気も安定するのではないか。
今回のレースはこの天候である。ハミルトンがポールポジションを取ったところで,ほぼ勝負がついていた。しかしアロンソは踏んだりけったり。もう立ち直れないのだろうか?コバライネンは我慢の走りで2位。ライコネンはいつの間にか3位になっていた。アイスマンの面目躍如?
今回のハミルトンの勝利で,9割方ハミルトンの年間王座も決まりだろう。すごい!
それにくらべ,地元コンストラクターであるホンダ,トヨタ,スーパーアグリはもう下位グループを形成するために存在しているようで情けない。ホンダはこのままいくと,いままで築いてきた名声を一気に落とすことになりはしないか?私が社長だったら,元BARの首脳陣は丸ごと解雇,チームに関係する本田の社員は左遷すると思う。トヨタもそろそろ表彰台中央を狙わないと,F1進出が却ってあだになる。いつまでもママゴトを続けているんだったら,いっそきっぱり止めるべきである。
会場のアクセスがたいへんだったらしい。そりゃそうだろう。東京から直通でグランドスタンド下まで行く鉄道でも作らない限りだめだろう。山奥にサーキットを作った時点で,この事態は避けられなかったと思う。鈴鹿も似たり寄ったりだが,山奥度は富士の方が上である。
そういう意味で富士は問題山積である。来年も雨のレースになったりしたら,途中で契約破棄もありえるのではないか。F1の世界はそのぐらいシビアなはずだ。
以上でこの週末の観るスポーツは終わり。次にやるスポーツだが,日曜日にF1GPコース脇のアルバートパークゴルフコースで,久しぶりのゴルフ。3月25日以来だと思うので,約半年ぶりか。それにしては,まあまあの調子で,特にアイアンとパットがまずまずだった。しかし,前半大たたきしたホールが三つもあり,いつもどおりのスコアとなった。後半は,大たたきがなく,なかなかいいスコアがでた。そうはいっても,今だに初心者のスコアなので公表は避ける。今回はステイブルフォードを採用したコンペだった。もらったハンディキャップの割に,いいスコアだったので,得点を稼いで,2位になった。商品はピルスナーグラス。ゴルフで上位入賞なんて!もっとも参加人数は8人だったが,それでもうれしい。
15番,約160メートルのパー3で,パーが取れたのが特にうれしかった。グリーン手前は,正面の狭い中央の花道を除き,左右にバンカーが構えているが,ティーショットで左バンカーを越えてグリーンを直撃,ただ想定していたほど球が上がらず,ボールは転がりすぎて,一旦グリーン後方に出た。これをウェッジで寄せようとしたら,エッジに球を引っ掛けまったく球が浮かなかった。しかしまっすぐに転がっていき,ピンそば30センチにつけ,これを難なく沈めてパーだった。寄せの前にブラックスワンの親子を見つけて,心が和んだのがよかったのかもしれない。
下の写真は15番グリーン付近から撮影した。13番ティーグランド脇をお散歩中のブラックスワンの親子。撮影場所は下のリンクをクリックしてください。表示後,航空写真に切り替えると15番グリーンの位置や,花道左右を固めるバンカーまでくっきりと見えます。
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